愛知地盤の高末が千葉初拠点を野田市に開設、混載輸送サービス拡充

愛知地盤の高末が千葉初拠点を野田市に開設、混載輸送サービス拡充

関東に中継輸送ポイント設置、「2024年問題」対応強化

愛知を地盤とする物流企業の高末(名古屋市)は6月7日、千葉県初となる物流拠点「野田営業所」(野田市)を開設、5月22日に営業を開始したと発表した。

同社は東海エリアを中心に拠点を展開。2007年に物流の大動脈の関東~関西間で荷主企業が車両手配に苦慮している中ロット(1~3t)の貨物を効率的に混載し、集荷・輸
送・配送する「タカスエロット便」の提供を始めた。

「タカスエロット便」は残荷なく破損リスクを低減した輸送と、コスト削減を実現。「運んでもらえない」「料金が割高」といった荷主の課題に対応してきた。

「2024年問題」を受け、輸送の効率化や業務時間適正化を図るため、関東エリアで「タカスエロット便」の中継輸送拠点を開設することにした。

野田営業所は常磐自動車道の柏ICから6.5㎞で、国道16号線にも近く、首都圏に加えて栃木県、茨城県をはじめとする北関東への中継輸送拠点としても利便性が高い立地。

新営業所の稼働で「タカスエロット便」の関東エリアの集荷・配送網の拡充と輸送効率化を図るとともにドライバーらの労働環境改善につなげる構え。

新営業所の所在地:〒278-0002 千葉県野田市木野崎1788-2-1

(藤原秀行)

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