低温物流の持続可能性向上図る、深夜帯の作業量50%削減など見込む
SGホールディングスグループで低温物流事業を担うC&Fロジホールディングスの主要事業会社ヒューテックノオリンは12月25日、冷凍食品の共同配送で2025年6月、出荷指示の受信から顧客企業への納品までのリードタイムに関し、従来の「翌日」から全て「翌々日」に変更すると発表した。
(プレスリリースより引用)
厳格な温度管理が必要な低温食品物流を持続可能にし、安全・安心な食のライフラインを守るため、これまでにも従業員の処遇と職場環境の改善、機械化・システム化による省力化、主力事業の冷凍食品の共同配送拡充を進めてきた。
ただ、自社単独では効果に限界があるため、リードタイムの1日延長に踏み切る。
具体的にはオーダー受信日の翌々日を納品日とすることで、出荷・仕分けの作業を深夜時間帯から日中に変更し、配送車両やドライバー手配の許容時間を増やして、より混載の多彩な組み合わせを可能とする。
リードタイム延長により、深夜時間帯の作業量を50%削減できると見込むほか、車両調達時間延長による確保力向上、多重下請けの回避、混載率や配送ロットの向上による使用車両台数の圧縮などにもつなげられると想定している。
移行準備期間としてオーダーの受信日が2025年1月1日~5月31日を設定し、6月2日のオーダー受信日から本格的に移す。
遠隔地など以前からリードタイムを2日以上有していた荷主に関しては個別に対応する。
(藤原秀行)