従業員の高齢化踏まえ、作業の負担感軽減
アシストスーツを製造・販売する東京理科大学発スタートアップのイノフィスは9月29日、食肉加工大手の印南食品(兵庫県加古川市)が兵庫県姫路市の「姫路事業所」で、イノフィスのサポーター型アシストスーツ「マッスルスーツSoft-Power」を5台採用したと発表した。
特に高齢の作業従事者から負担を軽減できたと前向きな評価を得られたという。
マッスルスーツSoft-Power利用シーン(いずれもイノフィス提供)
姫路事業所の工場では、商品に使う原料や調味料の積み込み・仕分け作業が日常的に発生。作業員の高齢化が進む中で、身体的負担の大きい作業を減らしていくことが必要だと感じ、対策を検討していた。
最初は積み込みや仕分けの作業時間を短縮できるようシフトを調整していたが、人手不足もあり調整自体が難しく、十分に身体的な負担を軽減できていなかった。今後も安定して働きやすい職場環境を作っていくために、根本的な対策が求められており、検討の結果、イノフィスの製品を取り入れることにした。
(藤原秀行)