協力会社社員が死亡、事故対策本部を設置し原因調査に全力挙げる
産業用冷凍機大手の前川製作所は2月13日、死傷者4人を出す惨事となったマルハニチロ物流「城南島物流センター」(東京・大田区)の火災で冷凍機の改修工事を請け負っていたと発表した。また死亡したうちの1人は今工事の協力会社社員だったことも明らかにした。
火災は2 月12 日午後1時30分ごろに発生。約9時間にわたって燃え続け同午後10時4分に鎮火した。警察や消防などの発表によると、出火当時は火元とみられる5階付近で冷凍機の入れ替えに伴い配管の溶接作業を行っていたことが分かっている。
工期や既設を手掛けていたかなど工事の詳細および受注背景に関するロジビズ・オンラインの取材に対して、前川製作所広報室は「そのあたりに関してはお答えできない」と述べるにとどめた。
前川製作所では事故対策本部を設置。遺族らへの対応と事故の原因調査などを全力で進めていくとしている。
(鳥羽俊一)