江ノ電の駅に専用冷蔵庫設置、地域の食品を気軽に出品・購入可能

江ノ電の駅に専用冷蔵庫設置、地域の食品を気軽に出品・購入可能

神奈川県がオープンイノベーションのプロジェクトで実証事業開始

神奈川県は2月2日、ベンチャー企業と大企業などのオープンイノベーションを実現し、新型コロナウイルス禍で顕在化した課題の解決を図る12のプロジェクトの一環として、地域の食品を気軽に出品・購入できる冷蔵庫「mini-ichi(ミニイチ)」を江ノ島電鉄の2つの駅に設置する実証事業のプロジェクト「地域と住民を繋ぐ、ちいさな街の商店街『mini-ichi』」を始めると発表した。


IoT冷蔵庫型販売機 「mini-ichi」

実証事業にはどんぐりピット、江ノ島電鉄が参加。地域内で飲食店や農漁業を営んでいる「地域内生産者」が出店者となり、魅力的な食品をリアルに販売できる冷蔵庫「mini-ichi」(小さな楽市楽座をイメージした命名)を介して地域住民が食品を購入できる仕組みの実証を行う。

「mini-ichi」を介して地域住民がこれまで知らなかった地域の店舗や生産者と出会うことで、実際の店舗訪問などにつなげることを目指す。県などは実証事業を通じて「食産業や農漁業の付加価値向上」、「湘南・鎌倉地域の居住価値の向上」、「地産地消の促進によるカーボンニュートラルやSDGsの取り組みの加速」を図る。

県は、県内に拠点を持つ大企業と質の高いベンチャー企業による連携プロジェクトの創出と、オープンイノベーションに向けたコミュニティ形成を目的として、大企業・ベンチャー企業・研究機関・支援機関などが参画する協議会「ビジネスアクセラレーターかながわ(BAK)」を運営している。

実証事業の概要
▼取り扱う商品例 (出店者)
湘南・鎌倉地域で生産若しくは実店舗で販売している食品
(出店例)地元野菜、加工食品(洋菓子、水産加工品)、チーズ、 惣菜、漬物等
(注)時期などによって変更する場合あり

▼設置場所
江ノ島電鉄の江ノ島駅改札前と藤沢駅改札前

▼実施期間
江ノ島駅は令和5年(2023年)2月13日、藤沢駅は2月20日からそれぞれ半年程度

▼利用時間・ 利用方法
始発から終電(駅によって異なる)の間、保守点検などによる休止を除き、毎日利用可能。専用サイト(https://mini-ichi.com)から会員登録(無料)の上、 設置された冷蔵庫に備え付けのタブレットから商品を選択・購入し、購入した商品を持ち帰る

▼体験会・説明会
「mini-ichi」のサービス開始に当たり、実際に「mini-ichi」を見て体験、サービスを認知してもらう体験会・説明会を開催する
【日時】令和5年2月4日
【場所】江ノ島電鉄江ノ島駅前


ビジネスアクセラレーターかながわ(BAK)

(藤原秀行)※いずれも神奈川県提供

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