韓国の「最短10分配達」クーパン、日本撤退を決定

韓国の「最短10分配達」クーパン、日本撤退を決定

既にサービス終了、顧客対応は4月まで

韓国のEC最大手クーパンは、日本からの撤退を決めた。3月21日いっぱいでサービスを終了した。既に日本法人クーパンジャパンのホームページも閲覧できなくなっている。

クーパンは正式には日本撤退の方針を発表していないが、スマートフォン向けアプリを通じて利用者には公表した。顧客対応は4月20日まで継続すると説明している。

クーパンは2021年6月、日本に進出。東京都内の一部区域を対象に食品や日用品を注文から最短10分で配達する「即配」を売り物にしていた。高島屋や100円ショップのダイソーと連携し、両社の商品を扱うなど事業拡大に取り組んでいた。

撤退の理由は開示していないが、ECの競争激化で想定ほど収益が見込めなくなった可能性がある。

(藤原秀行)

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