2年間で300台以上の機体導入実現目指す
ACSLは7月12日、エストニアに拠点を置くHepta Group Airborne OÜと、欧州・南米市場における送電線点検用途のドローン導入に関する戦略提携覚書(MOU)を同日付で締結したと発表した。
今後2年間で300台以上のドローンを送電線点検やその他の点検用途に導入させていくことを目指す。ACSLはMOU締結をてこに、新たに欧州・南米市場への展開を加速させる構え。
Hepta Airborneは欧州や南米市場を中心とした18カ国でインフラ企業向けにAIを搭載したデータ管理プラットフォームを展開。毎月3000kmの送電線点検に使われている。
送電線点検の費用や工数、危険な作業の低減は、日本だけでなく欧州や南米でも喫緊の課題となっている。ACSLとHepta Airborneは社会課題解決でタッグを組むことにした。
ACSLドローンによる送電線点検イメージ(ACSL提供)
今後、Hepta Airborneの欧州や南米市場での展開に際し、送電線点検における情報共有を行うとともに、ACSLからドローン機体やその部品を提供し、欧州や南米での点検用途でドローン活用拡大を後押しする。
(藤原秀行)