AZ-COM丸和、C&FロジのTOB延期要請をあらためて拒否★続報

AZ-COM丸和、C&FロジのTOB延期要請をあらためて拒否★続報

2回目の質問事項に回答、4月24日に両社が面談へ

AZ-COM丸和ホールディングス(HD)は4月23日、TOB(株式公開買い付け)実施を表明しているC&Fロジホールディングスから届いた2回目の質問事項に対し、回答書を送付したと発表した。

C&Fロジが、TOB表明後に他社から対抗の提案を受けていることなどを理由に、TOB開始時期を少なくとも5月末まで延期するよう再度求めたのに対し、「そのような意向表明が存在することのみを理由として、本公開買付けの開始時期を延期することは想定していない」と表明。あらためて受け入れを拒否し、当初公表した通り、5月上旬に開始したいとの考えを示した。

また、4月24日にAZ-COM丸和とC&Fロジ特別委員会が面談することも明らかにした。

AZ-COM丸和は回答書の中で、TOBをめぐってC&Fロジがマーケット・チェック(取引の公平性を期すため他の企業などから別の買収提案がされる機会を確保すること)の期間が不十分と主張したのに対し「必要な期間を設けている」と反論。

併せて、第三者が対抗してC&FロジにTOBを実施する意向を開示するなど、「正当な目的での十分な具体性や実現可能性のある真摯な(第三者からの)買収提案であれば、TOB期間の延長やC&Fロジ株主による適切な判断の機会を確保するために必要な措置を検討する」との方針を表明。C&Fロジの株主らに配慮する姿勢も見せた。

(藤原秀行)

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