菓子メーカーなどの協議会、24年問題対応で「検品レス」促進へパレット標準化ガイドライン改訂

菓子メーカーなどの協議会、24年問題対応で「検品レス」促進へパレット標準化ガイドライン改訂

運用ルール取りまとめ、納品時の効率化後押し狙い

トランコムと丸紅ロジスティクスは5月13日、両社が事務局を務める「菓子標準パレット化促進協議会」で、「2024年問題」に対応し、「菓子物流におけるパレット標準化ガイドライン」を改訂したと発表した。

両社などは人手不足を受けた自動化・省力化などを推し進めるため、同協議会を設立し、菓子(スナック・米菓系)物流のパレット化を図っている。同協会は現在、メーカー8社、卸売業4社、物流業6社、レンタルパレット3社の計21社が参加している。

新たなガイドラインは2022年2月に初版を発行した「菓子物流(スナック菓子・米菓)における標準パレット化ガイドライン」をベースに、パレット利用拡大の一環として「検品レス」運用の業務指針について内容を更新・整理している。

具体的には、検品レスに関し、ドライバーの納品に要する作業時間の削減と卸センターでの円滑な荷下ろし・格納を踏まえ、メーカー4業務(①出荷・積み込み ②納品 ③受領管理 ④納品時瑕疵対応)、卸4業務(①発注 ②納品 ③納品時瑕疵対応 ④入荷格納)の実施基準を策定。運用ルールを明確に取りまとめ、業務効率化を後押しすることを狙っている。


本ガイドライン対象(プレスリリースより引用)

(藤原秀行)

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