埼玉で11月稼働予定の新センターに導入、荷物のサイズや重量を自動測定
PALTACとロボット開発を担うベンチャーのKyoto Robotics(KRC、滋賀県草津市)は5月15日、物流センターのケースピッキング自動化で連携すると発表した。
PALTACが今年11月の稼働に向けて開発中の物流センター「RDC埼玉」(埼玉県杉戸町)に、KRCが手掛けるAI(人工知能)を活用した高機能・高速のケースピッキングロボットを導入。PALTACの先進物流システムと連携させる。
KRCのロボットは作業前にケースのサイズや重量を把握する必要がなく、ピッキングの際にサイズや重量を自動的に測定、システムへ登録する。ピッキングのスピードも1台当たり毎時700ケースに高められるなどと効果を説明している。
PALTACの物流センターは常時2万種類以上の商品を取り扱う上、毎年1万種類以上が入れ替わっている。両社はKRCのケースピッキングロボットを活用することで「商品ごとに異なるケースのサイズや重量を、導入初期および改廃の都度行っていたマスター登録が不要となるとともに、時間当たりの処理能力も向上する」と強調している。
KRCのケースピッキングロボットの作業(同社プレスリリースより引用)
(藤原秀行)