1日の清掃面積は3倍に、大型施設への導入推進
アマノは5月28日、リチウムイオンバッテリーを採用した小型床洗浄ロボットHAPiiBOTを新たに開発したと発表した。6月6日に販売を開始し、出荷は7月1日に始める予定。
従来の鉛液式バッテリーは充電に約10時間を要していたが、リチウムイオンバッテリーは半分以下の約4時間に短縮できるのがメリット。1日当たりの稼働時間を延長することが可能で、大幅な生産性向上につながると想定している。
リチウムイオンバッテリーはバッテリー液補充作業が不要になるため、メンテナンスの負担軽減にもつながるとみている。広大な清掃エリアへの対応が可能になるため、大型商業施設や物流倉庫などへの導入を推進したい考えだ。
販売価格は1台390万円。
●リチウムイオンバッテリー新採用による変更点
鉛液式バッテリー (従来型) |
リチウムイオンバッテリー (新採用) |
|
連続運転可能時間 |
2時間 |
2時間 |
充電時間 |
10時間 |
4時間 |
1日当たりの稼働時間 |
2時間 |
6時間(※) |
1日当たりの清掃可能面積 |
約2,000㎡ |
約6,000㎡ |
※1サイクル[2時間運転→4時間充電]を3サイクル繰り返すことで6時間運転/日が可能
(アマノ提供)
(藤原秀行)