ピッキングアシストロボや自動フォーク、自動倉庫のROI向上など図る
ラピュタロボティクスは6月12日、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「ディープテック・スタートアップ支援基金/ディープテック・スタートアップ支援事業」(NEDO DTSU)の第3回公募で、「DMP(Demonstration development for Mass Production)フェーズ」に採択されたと発表した。18億円の助成を受ける予定。
助成事業は倉庫コストの大きな割合を占める保管ピッキング作業の生産性向上に焦点を当て、既存の3つのソリューション(ピッキングアシストロボット「ラピュタPA-AMR」、自動フォークリフト「ラピュタAFL」、自動倉庫「ラピュタASRS」)のユースケースの拡張、ROI(投資利益率)向上、オペレーションツールの充実化を図る。
ECの活性化や「2024年問題」、労働力不足で倉庫作業の効率化は急務となっており、ラピュタは3つのソリューションを物流現場へ適切に導入していくことで、生産性を高め、物流が抱える諸課題の解決を後押ししたい考え。
NEDO DTSUはSTS(実用化研究開発 前期)・PCA(実用化研究開発 後期)・DMP(量産化実証)の3つのフェーズで、ディープテック・スタートアップの事業成長とそれぞれ有している革新的な技術の確立・事業化・社会実装の加速を目的に、研究開発などに支援している。
(藤原秀行)