一般家庭から持ち込み、原料確保図る
コスモ石油は6月24日、東京都や日揮ホールディングス(HD)、レボインターナショナルと連携して2050 年までに世界のCO2排出実質ゼロに貢献する「ゼロエミッション東京」の実現を目指し、環境負荷の低い航空燃料SAFの原料となる廃食用油回収への協力を呼び掛けるキャンペーン「東京 油で空飛ぶ 大作戦 Tokyo Fry to Fly Project」の一環として、コスモ石油マーケティング、コスモ石油販売の2社や日揮HD、レボインターナショナルと組み、日本で初めてSAF原料化を目的としたサービスステーション(ガソリンスタンド)での廃食用油の市民回収実証を同日開始したと発表した。
一般の家庭から家庭での廃食用油を持ち込んでもらい、SAFの原料を確保したい考え。
<回収実証概要>
実証期間:2024年6月24日~8月31日
回収拠点:
・セルフ&カーケアステーション光が丘(練馬区)
住所:〒179-0073 東京都練馬区田柄 5-9-1(TEL:03-6878-4266)
・セルフ&カーケアステーション中野哲学堂(中野区)
住所:〒165-0022 東京都中野区江古田 1-7-3(TEL:03-6878-4265)
・セルフ&カーケアステーション芝浦(港区)
住所:〒108-0023 東京都港区芝浦 3-17-12(TEL:03-6878-4264)
廃食用油回収ボックス設置イメージ (セルフ&カーケアステーション光が丘)
回収実証の流れは、家庭で揚げ物などに使った使用済みの食用油をペットボトルなどふたの閉まる容器に入れ、サービスステーションに設置されている廃食用油回収ボックスに収めてもらう。集まった廃食用油はレボインターナショナルが回収し、コスモ石油堺製油所構内(大阪府堺市)のSAF製造工場まで輸送する。
(藤原秀行)※いずれもプレスリリースより引用