JR貨物、神奈川の相模貨物駅に「積替ステーション」開設

JR貨物、神奈川の相模貨物駅に「積替ステーション」開設

自社トラックで直接荷物持ち込み可能

JR貨物は6月27日、関東支社が鉄道コンテナを使いやすくするための施設「積替ステーション」を神奈川県大磯町の相模貨物駅内に開設すると発表した。7月1日に運用を開始した。

積替ステーションは貨物駅構内あるいはその近隣に位置する貨物上屋・倉庫で、一般のトラックと鉄道コンテナの間で貨物の積み替えを行う目的で、場所とコンテナ移送などの付帯サービスを提供する施設。


(相模貨物駅発の貨物をイメージ)

従来は顧客の施設で鉄道コンテナに荷物を積み込み、鉄道コンテナ専用トラックで貨物駅まで持ち込んでもらう必要があった、積替ステーションは顧客の自社トラックで直接持ち込むことが可能になり、自社車両の有効活用につなげられると見込む。

長距離でトラック運行していた運送事業者は、長距離区間を貨物鉄道輸送に振り替えることでトラックドライバーの長時間労働緩和、働き方改革の推進につながると想定している。

さらに、物輸送量(トラックの積載率)に合わせて、コンテナ利用個数を柔軟に選択できる。

相模貨物駅「積替ステーション」の概要
所在地:JR貨物 相模貨物駅内 〒255-0001 神奈川県中郡大磯町高麗3-4-16
バース数:6バース(5m×10m)※12フィートコンテナの利用に限る
利用時間:8時~18時(GW、盆休、年末年始は休業あり)
利用開始:2024年7月1日
利用者:荷主、物流事業者、利用運送事業者
※詳細は窓口となる利用運送事業と要相談

(藤原秀行)※いずれもプレスリリースより引用

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