アフリカ事業強化図る
阪急阪神エクスプレスは7月31日、南アフリカの現地法人INTRASPEED SOUTH AFRICA(Intraspeed)が、同国北東部のヨハネスブルグに倉庫を新設、8月1日に営業を開始すると発表した。
ヨハネスブルグでは本社併設の倉庫で3PL貨物のほか、航空貨物の手倉倉庫、保税エリアを保有し、海上から内陸国向けを含む陸送に切り替える(クロスドック)貨物の積み替え倉庫として使用している。
当該倉庫が手狭となっており、倉庫需要の増加に対応するため、本社近郊に第二倉庫を開設することにした。
新設倉庫はピース単位での入出庫ピッキングから検品、ラベリングなどに対応。倉庫の商品管理はWMS(倉庫管理システム)で取り扱い、24時間CCTVによるセキュリティー管理を実施する。
空港からのアクセスが良く、至近距離に工業エリアのあるビジネスパークに立地していることから、業種を問わず顧客のニーズに幅広く対応できると見込む。
Intraspeedは1999年2月に設立し、南アフリカ、ケニアに拠点を展開。阪急阪神エクスプレスは2018年1月に出資して子会社化した後、アフリカにおけるビジネス展開を強化してきた。今夏にはダーバン支店・倉庫の移転拡張を予定するなど、アフリカ市場での強固な事業基盤を確立していきたい考え。
ヨハネスブルグ第二倉庫概要
名称 |
INTRASPEED SOUTH AFRICA (PTY) LTD. |
住所 |
Unit C – 1 Spartan Road, Spartan Ext 20, Kempton Park 1619 South Africa |
営業開始日 |
2024年8月1日 |
倉庫面積 |
1,551平方メートル(うち事務所385平方メートル) |
倉庫設備 |
非常用発電機、24時間CCTVセキュリティ |
業務内容 |
在庫管理、流通加工、集配送、食品保管 |
(藤原秀行)※いずれも阪急阪神エクスプレス提供