自動化設備と独自制御システムで高効率な運営目指す
ロジスティードは8月2日、グループのロジスティード九州が福岡県小郡市に新たな物流拠点「小郡物流センター」を開設、8月1日に稼働を始めたと発表した。
シーアールイー(CRE)と福岡地所が共同で開発した物流施設「ロジシティ小郡」を1棟借りしている。CREと福岡地所が7月に公表済み。
同じくロジスティードグループで化粧品物流のプラットフォーム事業に強みを持つ、ロジスティードコラボネクストとともに高効率な運営を目指す。自動化設備を積極的に導入し、統合制御システム「RCS(Resource Control System)」による独自制御と作業効率の高い設備の組み合わせで、省人化効果を創出する。
敷地内に危険物倉庫を併設し、多様なニーズに対応するほか、太陽光パネルによる再生可能エネルギー由来の電力を生み出し、消費電力の一部を賄うなど、環境負荷低減を図る。
RCSはロジスティードが独自に開発、特許も取得した統合制御システム。入出荷データとマテハン機器および作業者のリソース情報を集約し、効率が最も良くなるように作業を割り付け、物流センター全体の生産性を最適化する。従来は人手を中心に行っていた物流センター内の指示機能を高度に自動化できると見込む。
【センター概要】
名称 | 小郡物流センター |
---|---|
所在地 | 福岡県小郡市山隈298番地6 |
アクセス | 甘木鉄道「今隈駅」より徒歩3分、大分自動車道「筑後小郡IC」より車で約3分 |
建屋仕様 | 普通倉庫1棟 鉄筋コンクリート造(一部鉄骨造) 地上3階建て 危険物倉庫1棟 鉄骨造 平屋建て |
敷地面積 / 延床面積 | 約20,978.15㎡ / 約28,364.40㎡ |
主要設備 | 荷物用EV2基、垂直搬送機4基、ドックレベラー2基、危険物倉庫、太陽光発電システム(2025年2月予定)など |
稼働日 | 2024年8月1日(木) |
(藤原秀行)※プレスリリースより引用