25年にフォワーディング事業開始へ
越境EC支援を手掛けるZenGroup(ゼングループ、大阪市)は8月16日、国土交通省から7月22日付で第二種利用運送事業の許可を取得したと発表した。
同社は海外向け購入代行サービス「ZenMarket」、海外向けサブスクリプションボックスサービス(定期購入サービス)「ZenPop」、越境ECモール「ZenPlus」、海外プロモーション代行サービス「ZenPromo」、集客支援型越境ECバナー「ZenLink」を運営している。
現在、会員数は230万人を超え、これまで世界175カ国へ600万点以上の商品発送を行ってきた。
現在、仕入れ価格と送料を比較すると送料の割合が年々増えており、今後も国際送料が下がる見込みがないことを踏まえ、より安い値段で海外の顧客に商品を届けるため、他社の商品も一緒に輸出を手掛けるフォワーディング業務を展開することを計画。これまでは送れなかったような商品も取り扱うなど、物流の対応力を強化することを目指している。第二種利用運送事業許可取得は、その一歩と位置付けている。
他社フォワーダー業者と同様に、さまざまな荷主のニーズに対応した輸送サービスを提供することが可能とみている。今後はRegulated Agent(特定航空貨物利用運送事業者)の認定取得をを目指している。
2025年より、輸出入を行う荷主から貨物を預かり、実際に貨物を輸送する船会社や航空会社などと連携し、輸送の手配を進めるフォワーディング事業を開始する予定。
(藤原秀行)