トラックドライバーに興味を持つ若者増やしたい! 三重の物流企業 “還暦社長”がポッドキャストで訴え

トラックドライバーに興味を持つ若者増やしたい! 三重の物流企業 “還暦社長”がポッドキャストで訴え

「物流2024年問題」後の採用数減少に危機感‬‭

‭物流企業のカワキタエクスプレス(三重県亀山市)は9月11日、トラックドラ‬イバーをテーマにしたPodcast(ポッドキャスト)の番組「カワキタのドラゴンロード 〜険しいけど楽しい道〜」の配信を8月‬30日に開始したと発表した。

番組は毎週金曜日の午後5時に「Apple Music」「Spotify」「Amazon Music」の各サービスで配信し、全国のトラックドライバーや、就職・転職‬活動中の人に向けて、日々の暮らしに欠かせない職業のトラックドライバーのイメージ向上を目指したメッ‬セージを届けていくことを目指す。‬


Podcast番組「カワキタのドラゴンロード 〜険しいけど楽しい道〜」は「Apple Music」「Spotify」「Amazon‬‭ Music」などで配信中


番組の収録に臨むカワキタエクスプレスの川北辰実代表取締役。今年で還暦を迎えた


カワキタエクスプレスの若手社員たち。10〜20代が7割を占めている

ドライバーの待遇改善を求める「物流の2024年問題」を迎えた現在、依然として働き手が足りていない。特に今年は、例年よりも採用に関する問い合わせが減少傾向にあり、カワキタエクスプレスでも昨年の4〜6月に15件あった問い合わせ件数が、今年は半数以下の6件にとどまっている。

川北代表取締役h「まずは若い世代に、トラックドライバーという職業を身近に感じてもらうことが重要だ」と指摘。トラックドライバーにも馴染みのある音声メディアでも情報を発信していこうとの狙いでPodcast番組を制作した。

番組では「運送・物流業界のドライバー不足」を社会全体の問題として捉えてもらえるよう、「2024年問題の解決に向けた当社の取り組み」「ドライバー未経験者の採用・育成に注力する川北の考え方」などを取り上げる予定。

(藤原秀行)※いずれもカワキタエクスプレス提供

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