自宅で衣類受け取り、完了後に届ける新形式導入
Uber Eats Japan(ウーバーイーツジャパン)は10月2日、トゥトゥモロウ(ToTomorrow、福岡市)が運営する宅配クリーニングサービス「ランドリーパックNow(ナウ)」向けに、ラストワンマイル配達を代行するサービス「Uber Direct」(ウーバーダイレクト)の提供を開始したと発表した。
Uber Directをクリーニング業界向けに提供するのは初めて。併せて、Uber Eatsの配達パートナーが商品を届けるだけでなく、自宅などに品物を受け取りに行くのも初めてという。
まず福岡にてサービスを開始し、2024年内に関東エリア(東京、埼玉、千葉など)へ順次拡大していく予定。
(Uber Eats Japan提供)
「Uber Direct」は、パートナー企業の自社サイトやアプリで販売されている商品を、Uber Eatsの配達ネットワークを活用して迅速に配達するソリューション。
パートナー企業は、自社で配達要員の確保・管理を行うことなく、全国47都道府県で効率的に即時配達を提供できるのがメリット。配達パートナーは利用者の自宅などで衣類を受け取り、クリーニング工場やクリーニング店舗に配達する。クリーニングが完了した後はユーザーの依頼を踏まえ、工場や店舗から自宅までクリーニング品を即時配達する。
また、クリーニング品が安全に配達されるよう、Uber Eats Japanは配達にまつわる下記ルールを新たに導入した。ユーザーが安心してUber Directを活用した宅配クリーニングサービスを利用できるよう配慮している。
・クリーニング品が専用のクリーニングバッグに入った状態でのみ受け取る
・クリーニング品は配達用バッグに入れない
・軽貨物(自動車)の配達パートナーのみクリーニング品配達を行うことができる
・クリーニング品は直接手渡しする(置き配はできない)
(藤原秀行)