混載輸送ニーズ高まりに対応、米墨間の新サービス展開も模索
セイノーロジックスは10月21日、メキシコに日本人駐在員を10月25日付で派遣すると発表した。
新型コロナウイルス禍で一時、引き上げていたが、経済活動の再開を受けて派遣を再開。日系企業などの混載輸送ニーズにより的確かつ迅速に対応できるようにする。
駐在員は元VOTAINER部カスタマーサービス課所属の片岡大輔氏で、メキシコシティの同社現地代理店Newtral Mexico(ニュートラルメキシコ)本社事務所内に着任する。
セイノーロジックスはメキシコ向け海上混載輸送サービスを日本で初めて開始したという。片岡氏を現地に派遣し、サービスの需要をさらに開拓することを目指す。
近年、メキシコは米国市場のゲートウェイ・ニアショアリング(生産拠点を最終消費地に近いところに移転させたり、アウトソーシングしたりする取り組み)の対象として注目度が高まっている。駐在員再派遣で米国~メキシコ間の混載輸送に関するニーズを収集、新たなサービス展開の可能性を模索し、中米エリアで自社の存在感を高めていくことも目指す。
(藤原秀行)