半導体産業など向けに輸送サービス品質向上図る
NIPPON EXPRESSホールディングス(NXHD)は12月25日、リアルタイムで正確な貨物情報のモニタリングが可能なサービスを展開する米国のTive(ティブ)と戦略的パートナーシップ契約を締結したと発表した。
(NXHD提供)
Tiveのリアルタイムモニタリングサービスは正確な位置情報の取得や温度・湿度・衝撃・照度といった情報のモニタリングに対応。半導体や医薬品といった高品質な物流サービスが求められる業界にソリューションを提供している。
NXグループは現行の経営計画で、半導体関連産業を重点産業と位置付け、半導体に関連した物流の取り組みを加速させている。Tiveの技術を生かし、厳格な温湿度管理や衝撃管理が求められる半導体関連産業を中心に、貨物の輸送状況をEnd to Endでモニタリングする輸送サービスの品質向上を図る。
Tiveのリアルタイム追跡が可能なIoTデバイス(通信機能付きデータロガー、Solo 5G)を活用し、半導体や医薬品など高付加価値貨物の輸送状況を、リアルタイムで詳細にモニタリングすることを想定。今後はNXグループの国際航空フォワーディングサービス「e-NX Visibility」と連携し、より正確で透明性の高いサプライチェーン運営を後押しする。
(藤原秀行)