ラサールのアジア太平洋地域、7月に奥村氏とキム氏の共同代表体制に移行へ

ラサールのアジア太平洋地域、7月に奥村氏とキム氏の共同代表体制に移行へ

グローバル経営委にも参加

米系不動産サービス大手のラサール インベストメント マネージメント(LIM)は2月11日、アジア太平洋地域の共同最高投資責任者(共同CIO)に、2月1日付でスティーブ・ヒョン・キム氏が就任したと発表した。

現在のトップの奥村邦彦氏との2人体制に移行する。



併せて、両氏は7月1日付で、アジア太平洋地域責任者のキース藤井氏から職務を引き継ぎ、共同代表となる予定で、ラサールのグローバル経営委員会にも名を連ねる。

奥村氏は日本法人の代表取締役社長兼CEO(最高経営責任者)を、キム氏は韓国法人の代表としての職責を継続する。


奥村氏


スティーブ・ヒョン・キム氏(いずれもLIM提供)

奥村氏は2011年、日本のラサール インベストメント マネージメント(現ラサール不動産投資顧問)に入社。21年にアジア太平洋地域の共同CIO、23年にはラサール不動産投資顧問の社長兼CEOに就
いた。日本での不動産運用の経験は27年以上に及び、物流施設などのさまざまな物件タイプで総額200億ドル超(約3兆円)のデット・エクイティ投資を手掛けてきた。

スティーブ・ヒョン・キム氏は13年にラサール入社。現在は韓国の代表とアジア太平洋投資委員会のメンバーを務めている。アジア太平洋地域の複数の市場で24年以上の不動産プライベートエクイ
ティと投資銀行業務の経験を有し、特にオポチュニスティックなハイリターン投資戦略を得意としている。



キース藤井氏は7月1日付でアジア太平洋地域の会長に就任。アジア太平洋投資委員会の議長を引き続き務める。

これまでアジア太平洋地域の共同CIOおよび中華圏責任者を務めてきたクレア・タン氏は2月末で退任する。

(藤原秀行)

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