速やかな批判支援目指す
鈴与は3月14日、東北大学発の学生プロジェクト「津波バルーンプロジェクト」の関連で、3月12日に鈴与グループが静岡市内で運営している複合商業施設「エスパルスドリームプラザ」で行った、津波避難場所の掲示を目的としたバルーン型避難標識の自動掲揚試験に協力しました。
同プロジェクトは、津波発生の際、避難場所を示すバルーン型標識を無人かつ迅速に掲げ、人的被害の発生を回避することを目指している。
津波避難タワーや避難ビルなどの緊急避難場所を一目で確認できるようにし、警報が出た際の速やかな避難を支援することを念頭に置いている。
今回の試験掲揚では、バルーン型避難標識に求められる以下の8つの機能のうち、主に「充填、放球、上昇、下降(下記参照)」について、動作テストを行った。
バルーン型避難標識に求められる機能(イメージ)
実験の結果、バルーン型避難標識が機能するまでの時間を将来、最短2分程度まで短縮できることが見込めたという。
同プロジェクトはバルーン型避難標識を「震災後」の地域発のソリューションとして「震災前」の地域で実装することを最終目標として設定。まずは2027年度をめどにバルーン型避難標識の本格的な実用化を目指す。
(藤原秀行)※いずれも鈴与提供