より環境負荷低いサービス実現目指す
ヤマトホールディングスは7月4日、コーポレートベンチャーキャピタル(CVC)の「KURONEKO Innovation Fund2号」(KIF2号、運営者:グローバル・ブレイン)を通じて、英国で効率的な宅配便サービスを展開している物流テック系スタートアップのHIVED(ハイヴド)に追加出資したと発表した。具体的な出資額は開示していない。
HIVEDは配送を全てEV(電気自動車)に担わせるとともに、配達履歴のデータを分析して効率的な配送ルートを立案。CO2排出量を削減しながら、迅速で質の高い配送サービスを展開している。
欧州の大手eコマース事業者の利用が増えているのを踏まえ、ロンドン市内に拠点を増設し、新たにEVによる拠点間輸送を開始した。英国内では初となる、拠点間輸送と配送を全てEVで運行する物流ネットワークを構築した。
KIF2号は、HIVEDの着実な事業拡大と成長性を高く評価し、追加出資に踏み切った。ヤマトとHIVEDがそれぞれ持つ技術や知見を相互に提供し合い、より環境負荷の低い物流サービスを実現していきたい考え。
(藤原秀行)