市場内外で継続して取得、「経営陣への重要提案の可能性」説明を維持
シンガポールの投資ファンド、3Dインベストメント・パートナーズが三井倉庫ホールディングス(HD)株式を11.15%まで買い増したことが分かった。
3Dインベストメントが9月12日、関東財務局に提出した変更報告書で明らかになった。
同報告書によれば、3Dインベストメントは4月28日時点の5.07%から株式市場の内外で継続して三井倉庫HD株式を買い増している。
3Dインベストメントは株式取得の目的について「純投資及び状況に応じて経営陣への助言、重要提案行為を行うこと」と従来の説明を維持。「重要提案行為等を行う可能性がある」と言及している。
3Dインベストメントは企業の株式を保有し、経営改善を強く迫るアクティビスト(物言う株主)として活動。日本製鉄の定時株主総会で現社長の再任に反対するよう他の株主に推奨したことなどで知られる。
(藤原秀行)