東京五輪本番想定した大規模交通規制、7月24・26の両日実施

東京五輪本番想定した大規模交通規制、7月24・26の両日実施

高速道は入り口最大50カ所超閉鎖対象、一般道も青信号の時間調整

2020年の東京オリンピック・パラリンピックまで残り1年となる7月24、26日の両日、東京都や大会組織委員会、警視庁などは首都高を中心とした高速道と一般道を対象に大規模な交通規制を実施する。

大会期間中は選手や大会関係者の送迎などと重なり、都心部が大混乱に陥る恐れがあるため、交通量を抑制して円滑な輸送を実現するのが狙い。組織委などは首都高の通行量を「大会前より3割減」とすることを目標に掲げている。

24と26日の両日、高速道は本線の料金所から都心方向へ流入する車の通行を制限する。首都高の入り口のうち、新国立競技場に近い「外苑」(上下)、選手村周辺にある「晴海」、埼玉の「新都心」(上)の計4カ所を終日閉鎖。さらに49カ所は交通量の増加に応じて随時閉鎖に踏み切る。

併せて、東名道の「東京料金所」や中央道の「八王子本線料金所」、第三京浜の「玉川本線料金所」、首都高の「湾岸浮島(東)料金所」など11の料金所は終日使えるレーンの数を減らす。

一方、一般道は首都圏を広範囲に結ぶ環状7号線で、信号が青の時間を調整。都心部へ向かう方向の青信号は時間を短くし、流入量の低減を図る。

このほか、8月25日には開会式・閉会式を想定し、バス20~30台が隊列を組んで選手村予定地から新国立競技場周辺まで走ることなどを計画している。



閉鎖された首都高の「外苑」入り口と規制を知らせる通知※クリックで拡大


高速道の規制概要(警視庁などの資料より引用)

(藤原秀行)

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