新規参入目指す企業向け、コスト低減をサポート
自動運転技術の開発を手掛けるティアフォーは11月21日、東京・平和島の東京流通センターで、自動運転のテスト用車両「DTVキット」(Drivable Test Vehicle)の実車を使用した製品説明と走行デモンストレーションを実施した。
DTVキットは無人配送車(自動配送ロボット)を開発している中国のスタートアップ恵爾智能(Whale Dynamic)と共同で開発。自動運転用のハードウェアを搭載し、オープンソースソフトウェアのAutoware(オートウェア)をプリインストールしている。
自動運転への新規参入を目指している企業など向けに、テスト用に使ってもらうことで、実用化へのコストを抑制できるようにする。DTVキットの車両は最高時速が60kmで、周囲監視用のカメラやセンサーを最低限備え、状況に応じて追加できるようにしている。
ティアフォーはDTVキットを活用してもらうことで、自動運転車両の迅速な研究開発を実現するシステムを提供したい考え。

DTVキット(プレスリリースより引用)
(藤原秀行)



