支援物資供給で物流・人材確保の課題解決図る
フルキャストホールディングス(HD)とAZ-COM丸和ホールディングスの両社は11月21日、「大規模災害時における相互協力協定」を同日付で締結したと発表した。

協定を結んだフルキャストHDの平野岳史社長CEO(最高経営責任者)(左)とAZ-COM丸和の和佐見勝社長(両社提供)
フルキャストが持つ人材の確保・供給に関するノウハウと、AZ-COM丸和がグループで展開している全国の物流ネットワークを連携させ、災害時に最もボトルネックになりやすい「支援物資輸送拠点における運営・仕分け・配送支援の人材不足」に対応できるようにする。
フルキャストはこれまでにも、東日本大震災や熊本地震などの大規模災害時に、迅速・広範囲にわたる人材派遣とロジスティクス支援やパンデミック時のワクチン窓口支援、特定家畜伝染病流行時の防疫支援といった行政支援実績を重ねてきた。
両社が組むことで、災害時の物資拠点運営や被災地支援体制をより一層強化できると想定している。
他にも、支援業務の運営に関する共同研究プロジェクトの立ち上げ、「社員に対するリーダー育成」や「災害対策の拠点情報の共有」などの共同研究も手掛ける予定。
(藤原秀行)



