セイノーHDなどが栃木・鹿沼でドローン使った「陸送×空送」のハイブリッド型地域物流を実証、トラック走行距離6.1%削減可能と見込む

セイノーHDなどが栃木・鹿沼でドローン使った「陸送×空送」のハイブリッド型地域物流を実証、トラック走行距離6.1%削減可能と見込む

物流効率化の実現と地域インフラ維持目指す

セイノーホールディングス(HD)と鹿沼梱包運輸(栃木県鹿沼市)、栃木県鹿沼市、とちぎコープ生活協同組合(栃木県宇都宮市)の4者は2月13日、鹿沼市内で2月4~10日、ドローン配送の実証実験を、西濃運輸の代理店として初のドローンポート併設型の自社倉庫と自社内でリモートパイロットを準備、実施したと発表した。

鹿沼市特有の山間地形におけるドローン配送の社会実装を目指し、鹿沼市、地元物流企業、物流プラットフォーマーが連携し、鹿沼市内の3つの異なるルートでドローンを飛行させ、ラストワンマイル配送をカバーできるかを検証した。



検証は「物流効率化」「技術的安全性」「サービス受容性」の3つの観点で実施。この中で「物流効率化」に関しては、鹿沼梱包運輸の既存トラック網とドローン配送を連動させた結果、山間部への小ロット配送をドローンへ代替することで、トラック走行距離の約6.1%(年間1370km相当)、年間46便の配送削減が可能になるとの試算結果を裏付ける運行データを取得したという。

4者はドライバーの労働時間短縮とCO2排出削減に寄与する「ハイブリッド型物流」の実効性を確認できたとみている。

実証実験概要

目的と内容 山間部(粟野・南摩・粕尾・永野地区等)の配送効率化と「配送不能地域」の解消。
陸送(共同配送)と空送(ドローン)を融合させた「ハイブリッド型物流」の構築。
期待効果(試算) トラック走行距離:約 6.1%(年間 1,370km)削減
年間 46 便の削減が可能
実施期間 2026 年 2 月 4 日(水)~2026 年 2 月 10 日(火)
飛行ルート ① 2/4:スノーピーク鹿沼キャンプフィールド&スパ(9.8km/18分)
② 2/9:とちぎコープ組合員宅・個人宅庭先(14.1km/24分)
③ 2/10:鹿沼 72 カントリークラブ(6.4km/13分)
使用機体 物流用ドローン PF4(レベル 3.5 飛行対応、最大積載 5.5kg、航続距離 約 40km)
配送物 食品容器、お弁当、防災用品、特産品(カルビラーメン)
各社の役割 ・鹿沼市:フィールド提供、地域周知
・鹿沼梱包運輸:物流ハブ拠点提供、運行主体、ドローンポート管理
・とちぎコープ:配送商品の提供、受取手との調整
・セイノーHD:「SkyHub®」導入支援、共同配送コーディネート

セイノーHDは今回の実証実験で得たデータを基に、新営業所を拠点とした半径約15~18km圏内のドローン配送実装を進める。

(藤原秀行)※いずれもプレスリリースより引用

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