マルチローター型の強み生かし都市型運航の可能性提示
「空飛ぶクルマ」の開発・製造・販売を手掛けるSkyDriveは2月24日、東京都、三菱地所、兼松の3者と連携し、同日に東京ビッグサイト(東京都江東区有明)で空飛ぶクルマ「SKYDRIVE(SkyDrive式SD-05型)」のデモフライトを開始したと発表した。
SkyDriveが都内でデモフライトを行うのは初めて。。

東京デモフライトには、約300人が来場
東京ビッグサイトの東棟屋外臨時駐車場を離着陸地点に設定し、2025年大阪・関西万博と大阪港バーティポートで行った公開フライトでも使用した機体と同型の「SKYDRIVE(SkyDrive式SD-05型)」の飛行を実施した。
デモフライトは東京ビッグサイト内の限られたスペースから海上への飛行を披露した。SkyDriveは今回のように都市部のビル屋上や狭小地のバーティポート(離着陸場)で安全な離着陸が可能となり、大きな離着陸場を作りにくい都市部でも多くのポートを使用してDoor to Doorに近い移動を実現できると見込む。
また、駐車場のような身近な場所で離着陸を実施できたことは、都市部の屋上ポートに加え、大型ショッピングモールの駐車場、駅前の広場などにSKYDRIVEのポートが配置して、近い将来、日常的な移動に空という選択肢が増えることを想定できるとみている。
最初のデモフライトの飛行時間は約3分30秒、距離は150m、高度は13m。パイロットは搭乗せず自動制御とリモート操縦で運航した。デモフライトは2月28日まで実施する。

東京湾上空を飛行するSKYDRIVE(SD-05型)
マルチローター(複数翼)型の機体「SKYDRIVE(SD-05型)」は、高度な制御による優れた小回り性能を持つほか、固定翼のある空飛ぶクルマと比較して機体サイズがコンパクトに抑えらえているのが特徴。離着陸に必要なポートの面積を小さくできるという。
東京都内には、ビル屋上に約70カ所、緊急時にヘリコプターが離着陸できる場所が存在しており、その多くは15~20m四方のスペース。「SKYDRIVE(SD-05型)」はコンパクトで精密な飛行制御が可能なため、既存の屋上ヘリポートの大部分で運用できるとみている。
SkyDriveは東京都をはじめとする都心部における空飛ぶクルマの社会実装に適した機体と想定している。

東京デモフライトで離着陸したポートサイズ:20m×20m
SkyDriveは、空飛ぶクルマの中でも、固定翼を持つ機体に対して機体サイズがコンパクトなため、必要なポートのサイズも小さくなる(青線が必要となるポートの幅の例)。


(藤原秀行)※いずれもSkyDrive提供











