西武・プリンスホテルが新たに長野・群馬の自社施設で食材の「共同配送」開始、新潟も追加へ

西武・プリンスホテルが新たに長野・群馬の自社施設で食材の「共同配送」開始、新潟も追加へ

既に6都府県25施設で展開、CO2を年間1414t削減

西武・プリンスホテルズワールドワイドは4月2日、長野県・群馬県で運営するホテルで4月1日、共通の倉庫から食材を各ホテルにまとめて配送する「共同配送」を開始したと発表した。

今年10月には長野県の一部と新潟県でそれぞれ運営する施設へ共同配送のエリアを拡大する予定。



同社は16年10月、自社の都内8ホテルで「共同配送」を順次開始し、22年10月には箱根・湘南エリア、24年4月には京都・滋賀エリア、25年4月より大阪市内でそれぞれスタートするなど、徐々に実施エリアを広げており、現在は全国6都府県の25施設で実施している。CO2の年間排出削減量は1414tに達しているという。

長野・群馬、新潟エリアもカバーし、CO2削減をさらに上積みするとともに、地域連携を強化して観光業の持続的成長への貢献も狙う。


上信越エリアの共同配送イメージ(西武・プリンスホテルズワールドワイド提供)

同社の「共同配送」はホテルが食品を仕入れる際、各取引先から各ホテルに直接納品するのではなく、食品を各取引先から提携する倉庫へ納品し、食品の一時保管、荷さばき、検品業務などの流通加工を展開している。

これまで東京都内から宅配便などで各ホテルに仕入れていた食材をまとめて配送、提携する倉庫へ納品し、集約した食品は倉庫より、共同配送便で各ホテルへ配送する。

「共同配送」により、各取引先は各ホテルへの個別配送が、ホテルも各取引先との個別対応がそれぞれ不要になるため、双方の業務効率向上につながると期待。



ホテルへの納品車両削減により、トラックドライバーの手配を最小限に抑えることが可能となり、「物流2024年問題」におけるドライバー不足の解消や、CO2排出量削減、ホテル近隣の交通渋滞緩和につなげられると見込む。

<2026年4月に共同配送開始>
〇群馬県
嬬恋プリンスホテル、万座プリンスホテル、万座高原ホテル、万座温泉スキー場
〇長野県
ザ・プリンス 軽井沢、軽井沢プリンスホテル、軽井沢 浅間プリンスホテル、軽井沢72ゴルフ、晴山ゴルフ場

<2026年10月に共同配送開始>
〇長野県
志賀高原プリンスホテル
〇新潟県
苗場プリンスホテル、かぐらスキー場

(藤原秀行)

経営/業界動向カテゴリの最新記事