ファミマとブックオフがタッグ、コンビニ店頭で衣料品・雑貨を回収の実証実験開始

ファミマとブックオフがタッグ、コンビニ店頭で衣料品・雑貨を回収の実証実験開始

ハードル解消、買い物ついでの利用可能に

ファミリーマートとブックオフコーポレーションは4月13日、コンビニの店頭で衣料品・雑貨の回収ボックス「R-LOOP」(アールループ)」を設置、回収する実証実験を同日始めたと発表した。

専用ボックスに衣類や雑貨をそのまま入れれば完了するようにし、梱包や発送の手間、対面での査定待ちといった物理的・心理的なハードルを解消。買い物のついでにリユース・リサイクルに参加できるようにしている。



回収した品物はブックオフグループが展開する海外リユースショップ「Jalan Jalan Japan」(ジャラン・ジャラン・ジャパン)」でリユースするとともに、基準に満たない衣料品などはパートナー企業がリサイクルする。

設置場所から回収する際の全回収袋に識別シールを貼付し、回収量やリユース・リサイクル実績をデータベースで管理。トレーサビリティー(追跡可能性)を確保する。

回収した不要品をリユースした量に応じ、1kg当たり1円を環境保護や社会課題解決に取り組むNPO法人などに寄付する。

実験は住宅街に近い東京都世田谷区・杉並区を中心とした約30店舗で実施。利便性向上の効果や消費者のニーズ、環境への貢献度などを検証する。将来は全国展開も検討していきたい考え。

日本では年間約56万tの衣料品が焼却・埋め立て処分されており、再資源化が大きな社会課題となっていることを考慮。両社で取り組みを始めることにした。

ファミマは全国1万6400以上の店舗網を活用し、家庭の余剰食品を回収して地域の支援が必要な人たちに届ける取り組みを展開。今年3月末で約4900店が行っている。



今回の実証実験は、このネットワークを衣料品や雑貨の分野にも広げる。将来は年間約4000tの衣料品廃棄削減を目指す。

(藤原秀行)※いずれもファミリーマート提供

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