全国のセブン―イレブンとファミリーマートが対象
ヤマト運輸は9月9日、スマートフォンで宅配便発送の手続きを完結できるサービスに関し、全国のセブン―イレブンとファミリーマートの店頭で受け付けを始めたと発表した。同サービスは既に直営店で実施しており、コンビニにも範囲を広げてユーザーの利便性向上を図る。
対象となるのは通常の宅配便と、書籍やDVDなど向けの「宅急便コンパクト」(発払い)。ユーザーは専用ウェブサイトにアクセスし、住所などの必要事項を入力した後、2次元バーコードか通常のバーコードを取得。全国約2万1000店舗のセブン―イレブンと、約1万6500店舗のファミリーマートに荷物を持ち込み、発行済みの2次元バーコードなどを店員がスキャンして、配送用紙などを発行する流れ。オンライン決済を使い、発送受け付けの際に現金を用意せずキャッシュレスで発送することが可能。
併せて、ヤマト運輸の会員サービス「クロネコメンバーズ」を利用していれば、LINEの友だちリストから届け先を選び、住所を知らなくても荷物を送ることができるサービスを開始。匿名で配送を受け付けるサービスも年内は無料で提供している。
今後はオープン型宅配便ロッカー「PUDOステーション」から発送できるようにしたり、複数口の宅配便や「空港宅急便」「ゴルフ宅急便」などにも対象を広げたりとサービス内容をより拡充していく予定。
利用のイメージ(ヤマト運輸プレスリリースより引用)※クリックで拡大
(藤原秀行)※写真はヤマト運輸プレスリリースより引用