結果踏まえ運用マニュアル策定
静岡県は11月12日、大規模災害時を想定し、伊豆半島沿岸部でドローン(無人飛行機)を用いて海上の船舶から陸地まで物資を輸送する実証実験を同17日に実施すると発表した。
陸路が寸断され港湾も使えない状況になっても、ドローンを利用することで救援物資を輸送できる手段を確立するのが狙い。
実験は、伊豆市の駿河湾に面した土肥港沖合に停泊したフェリーから、自律制御システム研究所(ACSL)が開発したドローンを使い、避難所に見立てた小中一貫校まで非常食や粉ミルク、通信機器、医療資機材などを輸送する予定。
県は実証実験の結果を基に、災害時のドローンによる物資輸送の運用マニュアルを策定する予定だ。
(藤原秀行)