佐川急便と長崎の松浦鉄道が「貨客混載」開始

佐川急便と長崎の松浦鉄道が「貨客混載」開始

集荷・配達車両の往復回数削減可能に

佐川急便と長崎~佐賀の両県を走るローカルの松浦鉄道は11月27日、鉄道の客車で宅配の荷物を運ぶ「貨客混載」を同日始めると発表した。

対象は同鉄道の西九州線松浦駅~潜竜ヶ滝駅間31キロメートル。佐川の平戸営業所から電動自転車で松浦駅に荷物を届け、佐川の担当者が積み込んだ後、同駅から潜竜ヶ滝駅まで輸送。降ろしてからは佐川が3台の集荷・配達車両で佐世保市の江迎町で各家庭などへ届ける。

3台の車両は従来、平戸営業所と江迎町の間を午前と午後にそれぞれ往復していたが、貨客混載で往復する回数を減らせるため、ドライバーらの負荷を軽減できると見込む。松浦鉄道は稼働率を高め、路線維持を図りたい考え。


貨客混載の流れ(両社プレスリリースより引用)※クリックで拡大

(藤原秀行)

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