11月に上海の国際博覧会へ出展
自動運転技術の開発などを手掛けるZMP(東京)は9月28日、自律移動台車「CarriRo」(キャリロ)を中国で本格的に販売すると発表した。
今年11月5~10日に中国・上海で開かれる「第1回中国国際輸入博覧会」に豊田通商のブースで出典。製品をアピールし、営業活動に弾みを付ける。
中国でも労働人口減少などに伴い、製造・物流現場でのロボット活用ニーズが拡大している。ZMPは業務提携している豊田通商の力を借り、日本でも導入実績を重ねているキャリロを広くPRしていく構え。
キャリロは2016年8月に発売。ジョイスティックを操作して走行させるほか、発信機を自動追従して荷物を運ぶことも可能。単体では最大150キログラム、牽引治具を取り付ければ約300キログラムの荷物を搬送できる。
(藤原秀行)
「CarriRo」(ZMP提供)