青果物に強み、自社の農業・食品事業と連携も
エア・ウォーターは4月1日、関西を地盤とする物流企業の桂通商(京都市)を買収したと発表した。同日付で株式の90%を取得した。取得額は開示していない。
桂通商は西日本を中心に低温物流を手掛け、京都市に低温倉庫、兵庫県西脇市に大型の一般倉庫をそれぞれ展開。特に青果物の輸送に強みを持つ。2019年8月期の売上高は35億円。
西脇の倉庫は延べ床面積が約1万2000坪で日用生活雑貨品を扱っている。同社を傘下に収めることで西日本の物流基盤強化を図る。青果物輸送はエア・ウォーターが担っている農業・食品事業との連携を目指しており、新たな事業の創出も視野に入れている。
桂通商の兵庫・西脇の物流センター
桂通商の京都の物流センター(いずれもエア・ウォータープレスリリースより引用)
(藤原秀行)