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SGHD・荒木社長、「フィジカルインターネット」への対応準備急ぐ考えを表明

SGHD・荒木社長、「フィジカルインターネット」への対応準備急ぐ考えを表明

ベンチャーとも連携、GPSやAI活用し最適配送実現を視野

SGホールディングス(HD)は5月8日、荒木秀夫社長による2020年3月期の決算説明動画をホームページ上で公開した。この中で荒木社長は、今後の成長戦略の一環として、国内外で研究が進められている「フィジカルインターネット」への対応準備を急ぐ考えを示した。フィジカルインターネットは、世界を大きく変えたインターネットの在り方を物流の世界でも実現することを目指す考え方。

ネットが各地の通信設備や回線を利用者間で共有することにより情報を瞬時にやり取りできるようになったのにならい、トラックや倉庫、パレットといった物流のフィジカル(物理的)な要素をあらゆる事業者や利用者が共有、その都度最適なアセットを使えるようにし、輸送・保管効率向上などにつなげることを目指している。

荒木社長は、東京の本社隣接地で今年1月完成した先進物流施設「Xフロンティア」を駆使し、全国の拠点と連携して「ハブ&スポーク」の体制を構築して物流サービスの強化を図る意向をあらためて強調。同時に、「ハブを通さず、ベンチャー企業と協力し、GPSによるリアルタイムの可視化、AI(人工知能)などにより顧客のニーズに合った最適配送を実現する」と説明、フィジカルインターネットの考え方を取り入れて業務の効率化とサービスレベル向上を目指す姿勢を示した。

荒木社長はまた、事業のグローバル展開に関し、グループ各社が独自で海外進出できる体制に変更していく意向を表明。その第1弾として、今年3月に完了した佐川グローバルロジスティクス(SGL)による中国の物流企業「上海虹迪物流科技股份有限公司(RUNBOW、ランボウ)」の買収を挙げ、SGLが倉庫の延べ床面積を現在の約120万平方メートルから10年後には1・6倍の約190万平方メートルまで拡大する計画を明らかにした。


決算説明動画の様子(SGホールディングス提供)


フィジカルインターネットの概念(SGホールディングス決算説明資料より引用)※クリックで拡大

(藤原秀行)

動画はコチラから

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