必要物資輸送の団体に割引クーポン発行、災害時緊急支援プラットフォームと連携も
ラクスルは7月28日、全国の荷主企業と運送事業所をマッチングするサービス「ハコベル」で、災害時の物流をサポートするサービスを始めたと発表した。
被災地の復旧・復興支援活動を手掛ける団体に対し、必要物資の物流に関わる「ハコベル」のサービス料を10%割り引くクーポンを発行。日用雑貨品や食料などが円滑に被災地へ届くよう後押しする。クーポン利用は申請、審査を受けることが必要。
さらに、今年5月に発足した一般社団法人災害時緊急支援プラットフォーム(PEAD、東京・恵比寿)と連携し、被災地の情報を正確に収集、被災者へ必要な物資を必要な量だけ、必要な場所へ提供する体制の構築を図る。
同社はハコベルを通じ、今年4月に新型コロナウィルス感染拡大を受け、医療の最前線で奮闘する医療従事者に対して当時不足していた医療用サージカルマスクを全国278病院、合計約167万枚を輸送するなど、災害時支援に取り組んでいる。近年は自然災害が相次いでいるのを踏まえ、災害時の支援活動を継続的な取り組みとして「仕組み化」し、社会への貢献を目指す。
(藤原秀行)