個人資産から充当、「コロナ禍で従事」と「創業50周年」で謝意
丸和運輸機関は8月3日、和佐見勝社長が個人資産の一部を、役員と従業員に贈与すると発表した。総額10億円以上となる予定。
対象は原則として6月末時点で同社に在籍しているグループの役員と社員約3500人、パート従業員約6500人の計約1万人。パート従業員は今年8月、役員と社員は同10月に贈与する計画。1人当たりの金額はパート従業員が最大5万円、役員と社員は最大100万円で、社員の平均は約30万円となる見通し。
新型コロナウイルスの感染拡大下でも物流業務に従事していることへの謝意として「新型コロナウイルス対応慰労金」と、創業50周年に際して共に働いてきた役員や従業員への感謝の意を表し、さらなる業績向上と企業価値最大化への意欲を一層高めるための「創業50周年記念」として提供する。
和佐見社長が個人資産から役職員へ贈与するのは、2018年に保有する株式(当時の時価約5億円相当)で実施して以来。
(藤原秀行)※写真はイメージ・同社資料より引用