現行施設の2倍超に拡大、21年7月開業予定
日本通運は8月19日、オランダのアムステルダム・スキポール空港の南西約7キロメートルに位置する産業団地内で新たな倉庫を開設すると発表した。
航空貨物の取り扱い拡大を受け、インフラを整備する。新倉庫は現行設備の2倍以上の広さを確保する。
平屋建て(事務所部分は一部4階建て)、延べ床面積は1万2238平方メートル、倉庫面積は医薬品専用庫を含めて9836平方メートルを計画。輸出入CFSや海外引っ越し、クロスドックオペレーションなどを担う予定。開業は2021年7月を見込む。
日通が現行の中長期経営計画に盛り込んでいる医薬品物流のネットワーク強化の一環で、新倉庫は医薬品の流通に関する国際基準GDPの認証を取得する予定。半導体関連装置などの重量貨物や長尺貨物の取り扱いを想定し、20フィートパレットにも対応可能なULDハンドリングシステムを導入する。
新倉庫の完成イメージ(日本通運プレスリリースより引用)
(藤原秀行)