日立金属、金型用工具鋼で東日本地区の物流倉庫・加工工場5カ所を埼玉・加須の新拠点に集約

日立金属、金型用工具鋼で東日本地区の物流倉庫・加工工場5カ所を埼玉・加須の新拠点に集約

10月稼働、納入リードタイムの2割短縮目指す

日立金属は9月9日、傘下で金型用工具鋼の販売を手掛ける日立金属工具鋼(東京都港区港南)が東日本エリアの埼玉、栃木両県で構えている物流倉庫と加工工場計5拠点を、埼玉県加須市に新設する拠点「東日本物流加工センター」に集約すると発表した。投資額は約30億円で、新拠点の稼働は今年10月の予定。

新拠点には立体自動倉庫を導入するほか、プレート加工までの自動一貫ラインを段階的に構築。顧客からの注文を直接受け付けるECシステムも刷新して使い勝手を改善し、引き合いから納入までのリードタイムを約2割短縮することを目指す。金型用工具鋼を扱う流通拠点としては国内最大規模になる見通し。


新拠点の外観(日立金属プレスリリースより引用)

(藤原秀行)

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