プロロジス、茨城・つくばでZOZO専用の大型物流施設が完成

プロロジス、茨城・つくばでZOZO専用の大型物流施設が完成

ワンフロアで最大2・6万平方メートル、AGVなど効率利用可能に

プロロジスは9月16日、茨城県つくば市でZOZO専用のBTS型物流施設「プロロジスパークつくば2」が完成したと発表した。

地上4階建て、延べ床面積は11万1895平方メートル。1、3、4階に計90台のトラックバースを設け、ダブルランプウェー方式を採用。将来の自動化導入も考慮し、ワンフロアで最大約2万6000平方メートルを確保、AGV(自動搬送ロボット)などを効率的に使えるよう配慮している。

全館 LED 照明を取り入れ、2~4階の倉庫部分にはプロロジスが開発に携わった高天井用人感センサー付き LEDベースライトを使用。 環境負荷軽減を図るとともに、入居企業の電気使用量削減を後押しする。

圏央道の「つくば中央」ICから約8・0キロメートル、常磐自動車道の「土浦北」ICから約8・5キロメートル、谷田部ICから約13キロメートルに位置。プロロジスは「北関東方面への配送および常磐道を利用して都心方面へのアクセス利便性にも優れた立地。また圏央道を利用して、都心部を経由することなく東西広域および東日本全域をカバーできるため、広域戦略拠点としても活用可能な物流適地」と強調している。

開発地周辺は住宅地や大学・研究機関が立地し、現役世代人口が多く、雇用確保にも強みがある。つくばエクスプレス線のつくば駅から約3・5キロメートルと利便性が高い。

ZOZOはフルフィルメント業務全般を行うための最大拠点として2013年から「プロロジスパーク習志野4」を1棟借りするなど、プロロジスのリピートカスタマーとなっている。つくば市内のZOZO向けBTS型物流施設は「つくば2」から6キロメートルの地点に「プロロジスパークつくば1-A」と「プロロジスパークつくば1-B」が既に稼働しており、ZOZOは習志野エリアに次ぐ基幹拠点としてつくばエリアの3拠点を一体的に活用、フルフィルメント機能を強化する構え。


「プロロジスパークつくば2」の外観(プロロジスプレスリリースより引用)

(藤原秀行)

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