赤羽国交相は防災・減災対応や公共交通機関維持に強い決意表明
菅内閣の新閣僚は9月16日夜に首相官邸で開いた初閣議の後、首相官邸で就任の記者会見を行った。
この中で再任の梶山弘志経済産業相は、菅義偉首相から新型コロナウイルスの感染拡大に伴い浮き彫りとなったデジタル化の遅れやサプライチェーンの脆弱性などの克服を進め、力強い経済成長を実現するよう指示があったと説明。着実に施策を展開していくことに意欲を見せた。
また、菅首相が中小企業支援の一環として、税制優遇や補助金などの支援が受けやすい中小企業の定義を定めている中小企業基本法の見直しに意欲を見せていることに関連し「政策と(企業規模などの)枠組みをどうマッチさせるかも含めて考えていきたい」と述べ、慎重に検討する姿勢を示唆した。
同じく再任の赤羽一嘉国土交通相は、近年台風や豪雨など大規模な災害が頻発している実情を踏まえ、治水施策の拡充など防災・減災対応の推進に向けた予算確保に強い決意を表明。新型コロナウイルスの感染拡大で厳しい経営環境に置かれている公共交通機関を維持できるよう支援に取り組んでいく方針もアピールした。
(藤原秀行)