センコーGHD、大阪地盤で卸・小売り手掛ける寺内を完全子会社化

センコーGHD、大阪地盤で卸・小売り手掛ける寺内を完全子会社化

会員向けに老人ホームや介護、保育サービス提供など想定、シナジー発揮目指す

センコーグループホールディングス(GHD)は12月1日、大阪を地盤に卸・小売業を展開している寺内(大阪市中央区)の全株式を11月30日付で取得、完全子会社化したと発表した。取得額は開示していない。

寺内は会員制の装飾品・服飾雑貨の卸・小売りを手掛けるほか、「クロワッサン」ブランドの生活雑貨店なども運営。インターネット通販も行っている。同社ホームページによると、2020年度の売上高は約170億円。

センコーGHDは寺内を傘下に収め、寺内の会員向けに老人ホームや介護、保育などのサービスを紹介したり、寺内の扱う商品をセンコーグループ従業員や顧客に提供したりすることなどを想定。シナジー効果の発揮を目指す。

寺内はセンコーグループの持つ物流などのノウハウを生かし、事業効率化や新サービス開発につなげていきたい考えだ。

(藤原秀行)

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