オープンロジ、越境ECや海外でのクラウドファンディングに挑戦する中堅・中小事業者を物流で支援強化

オープンロジ、越境ECや海外でのクラウドファンディングに挑戦する中堅・中小事業者を物流で支援強化

岐阜のニッケン刃物、支援者への返礼品でペーパーナイフ発送をサポート

オープンロジは4月28日、老舗刃物メーカーのニッケン刃物(岐阜県関市)の物流をサポートしたと発表した。

同社が海外を対象にクラウドファンディングを実施した際、支援してくれた人への返礼品としてペーパーナイフを欧米の計1263人に配送。その際、オープンロジが倉庫での梱包や各国への配送手配を担い、無事に完了したという。

オープンロジはDHLエクスプレスなど複数の海外配送キャリアと連携していることを強みとし、今後も越境ECや海外でのクラウドファンディングに挑戦したいが物流のノウハウを持たない中堅・中小事業者らのサポートを強化していく構えだ。

ニッケン刃物は日本の戦国武将をイメージした「日本刀はさみ」や人気アニメのワンピースのキャラクターを用いたペーパーナイフなどを訪日観光客向けに販売、人気を得ている。海外の展示会に出展するなど、海外の販路拡大にも注力している。

ただ、新型コロナウイルス感染拡大の影響で訪日外国人が激減した上、海外での販売も困難となったため、海外を対象としたクラウドファンディングに挑戦。目標の30万円に対して30倍以上の954万円を集めることに成功した。刃物をEMS(国際スピード郵便)で配送できない国が多くあるため、越境EC物流の経験が豊富なオープンロジに協力を依頼した。


ニッケン刃物が返礼品で送ったペーパーナイフ(オープンロジプレスリリースより引用)

(藤原秀行)

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