新中計公表、野菜の安定供給で自社幹線便も展開
カット野菜販売のデリカフーズホールディングス(HD)は5月11日、2021~23年度を対象とする新たな中期経営計画「Transformation2024」を公表した。
青果物の流通インフラ拡充のため、工場または物流センターを関東、関西、中国の計3カ所で2024年までに増設する方針を表明。併せて、全国で野菜類の安定供給を図るため、幹線物流網の拡張と調達機能強化を推進、物流事業にも参入することを打ち出している。
幹線便は北海道~東京~福岡間を自社幹線便で展開。資材・商材の共同購買やフードロスを防ぐ在庫コントロールを実現する考え。輸配送は自社車両での配送比率を高め、配送経路や積載の効率化を目指す。
さらに、全国の営業所や車両を活用する形で物流事業をスタート、他企業から物流を請け負うことを想定している。
他にも、新たな受注システムの導入、発注・在庫システムの高度化、生産システムの省力化投資などを列挙している。
(藤原秀行)