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ビットキーと佐川急便、オートロックマンションで置き配の実証実験

ビットキーと佐川急便、オートロックマンションで置き配の実証実験

認証技術活用、対応拡大図る

デジタル認証技術を手掛けるスタートアップ企業のビットキー(東京都中央区京橋)は6月23日、佐川急便と共同で、東京都内のオートロックマンションで玄関先などを荷物の配達先に指定する「置き配」の実証実験を行ったと発表した。

佐川急便が実施した新事業創出支援プログラム「SAGAWA ACCELERATOR PROGRAM」で、ビットキーの認証技術、多様な企業と連携できるコネクト技術を評価。安全性と利便性が求められるオートロックマンションへの再配達削減を目的として実験を行った。

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近年、ECの利用増加に伴い宅配便の取り扱い個数が増加、配達員の業務負荷増大につながる高い再配達率は社会問題化。新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、非対面での配達ニーズも高まっており、社会課題解決の手段として、従来の「宅配ボックス」「コンビニ受け取り」に加え、新たな選択肢として置き配のニーズが高まっている。

一方、置き配は入居者不在時のオートロック付きマンションでは実施できない上、荷物を戸外に置くことによる盗難リスクなど、普及に当たっての課題も指摘されている。増加する宅配個数に耐えられる物流インフラと、再配達減少によるCO2排出量低下に加え多様化する顧客ニーズにも応えられる置き配の実現が求めらているため、両社が連携して新たな手法の開発に乗り出した。

※以下、実験の流れをリリースより引用(一部、編集部で修正)

今回の実証実験では4社のECサイトに限定してマンションの住人が商品を注文した。

ドアマエ(専有部玄関前)に配達する場合
・顔を鍵として事前登録した配達員が共用部のオートロックを通過
・注文者自宅の専有部玄関付近に配達

ドアナカ(専有部玄関内)に配達する場合
・配達員の氏名や顔写真、配達日時を開示した上で、専有部玄関に設置したスマートロック「bitlock LITE」を解錠できる一時的なデジタルキーを注文者へ申請(リクエスト)し、許可を得る
・顔を鍵として事前登録した配達員が共用部のオートロックを通過
・注文者自宅の専有部玄関に設置した「bitlock LITE」を解錠し、玄関「内」に配達。

最後に注文者へ配達完了通知を送付して完了となる。


【ドアナカ配達時】専有部のスマートロック解錠用デジタルキーの受け渡し方法(実験環境を基にイラストで作成)

ビットキーは認証技術を強みとして、スマートロックをはじめとしたビジネスを展開してきた。デジタルキープラットフォーム「bitkey platform」を活用したスマートロックやhomehubは、製品やサービスとつながることで機能を拡張することが可能で、既に家事代行サービスの予約と鍵が連動する機能なども提供している。

また、物件の専有部向けだけではなく、マンションのオートロックエントランスに対応できるスマートロック「bitlock GATE」を提供しており、既に7700台以上を受注。オートロックのプラットフォーム構築に向けて不動産管理会社との連携を強化している。

今後は、同実験で見えた課題を解決するほか、さらなるニーズの深堀りやユーザーの声収集を目指し、今秋ごろに次回の実証実験を予定している。両社は多角的な検証を通じ、引き続きサービス化に向けた取り組みを進める。

(画像はプレスリリースより引用)
(ロジビズ・オンライン編集部)

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