災害時などの情報発信手段として活用検討、地上走行点検ロボットも
神戸市と日本コンピューターネット(NCN)、TOAは8月6日、神戸港沖の人工島ポートアイランドの第2期エリアで、ドローンなどの実証実験エリア「KOBEモビリティフィールド」を開設、活用を開始すると発表した。
スピーカーを搭載した国産ドローンを実用化し、災害やイベント開催の際などに情報を伝達する手段として使うことを想定。自動航行機能付き国産ドローンを製品化し、よりセキュリティーを強化した安全なドローンの提供を目指す。
併せて、ドローンの弱点とされている狭窄地の点検も可能な地上走行ロボット(キャタピラー・大型タイヤなど装備)の開発についても実証を進め、災害対応など市民サービスの向上につなげることを視野に入れている。
2022年4月ごろをめどに、スピーカーを搭載したドローンを神戸市の防災訓練などに使うことを目指している。
3者は8月17日、実証実験本格化に際し、同市役所で周知のためのイベントを開催、ドローンのデモなどを公開した。
スピーカー搭載ドローンのイメージ(TOAプレスリリースより引用)
(藤原秀行)