結果をクラウドで保存・確認可能に、検知器の適正なメンテナンスもサポート
フレクトは3月7日、トラックなどの車両運行業務最適化サービス「Cariot(キャリオット)」で、道路交通法施行規則の改正を受け、今年4月と10月に順次施行されるアルコールチェック義務化への対応機能をリリースしたと発表した。
安全運転管理者や輸配送・営業業務、フィールドサービス業務などの負荷軽減をサポートする。
導入したのは「アルコールチェック結果管理」と「アルコール検知器メンテナンス管理」の両機能。前者は管理者がドライバーとの酒気帯び有無の確認結果を手動で入力、保存できる。クラウド上に格納するため、Cariot上でいつでも確認することが可能で、記録は1年間保存。書類整理の手間削減、書類作成効率の向上といったメリットが期待できる。
後者は管理者が、アルコール検知器のメンテナンス情報をCariot上に登録すれば、検知器が故障しないようサポートを受けられる。週次・年次でメンテナンスされているかの記録をいつでもチェックし、メンテナンスがされていない場合はアラート設定で管理者にメンテナンスを促す。
同社は10月の施行に合わせて「アルコール検知器との連携を含むリモート点呼サービスとの連携」機能の開発を検討している。既存のアルコール検知機能を含むリモート点呼サービスとつなぎ合わせ、遠隔型と対面拠点型どちらにも対応しながら結果をCariot上の情報と結び付けて確認・管理できるようにすることを想定している。
結果管理機能(上)と検知器メンテナンス管理機能(フレクト提供)
(藤原秀行)